イベント好きエンジニア鈴木さんのブログ

何かとイベントに行くのが好きなエンジニア鈴木さんのブログです。

厨二病の力を蘇らせるアプリを作って賞もらってきた #ヒーローズリーグ #AKIあきラジオ

この記事は MAヒーローズ・リーグ Advent Calendar 2019 の 17日目 の記事です。

はじめての方ははじめまして、そうでない方はこんにちは。鈴木です。

世の中たくさんの鈴木さんがいますが、その中でもYahoo! HackDay 2018の壇上でUDXから飛び降りたことで知られている方の鈴木さんです。

最近はリアルイベント駆動ものづくり系Podcat AKIあきラジオをやっています。
このラジオは、5日目の記事を執筆されている@t_furuさんと私鈴木が、テック系イベントや作っているものについて話してるラジオです。

そんなラジオの第2回でヒーローズリーグに参加する作品で「こういうの作ろうと思ってんだ」と話していたものを今回紹介します。

近年ではVR、AR、MRなどさまざまなxRが叫ばれていますが、そんな中今回私は新たなるxRを提唱しました。

いくつかのイベントでも展示していましたが改めて作品を紹介します。

厨二病とは

f:id:suzu_hack:20191217032011p:plain

厨二病ーー。
それは誰もが通る道。

  • いつも黒ずくめの服装
  • 意味はわからないけどかっこいい言葉を遣う
  • 世界という敵に挑み、そして挫折する
  • 選ばれし特別な存在であると確信する
  • 意味もなく眼帯をつける
  • 独りの俺(私)かっこいい
  • †←こういうのよく使う

中学生だった皆さん、もしくは今まさに中学生の皆さんも多少なりとも心当たりがあると思います。

私はあります。

中学生を過ぎ去った皆さんは、当時はかっこよかったと思ったものも恥ずかしくなって治そうと必死になっていたのではないでしょうか?

私はそうです。 めちゃくちゃそうです。

厨二病の抱える問題点

そんな厨二病の問題点。
それはーー

f:id:suzu_hack:20191217032109p:plain

「治したいと思っていたのに治ることが問題点とはまた何を言っているんだ?」と思われるかもしれません。
しかし中学生時代を過ぎ去って今思うのは、厨二病が思いのほか、ものづくりの原動力になっているということです。
何を作るにも0から作るにはアイディアが必要です。
そんなアイディアを考えていると、以前よりもかっこよくて面白いアイディアが浮かばなくなっている自分に気づいたのです。

あのときはあんなにかっこいいアイディア思い浮かんでいたのに今となってななんだか浮かんでこない。
浮かびそうになっても気恥ずかしてすぐにひっこめてしまう。
心の中で知らず知らずのうちに大人という理性の壁が立ちはばかるのです。

厨二病の心持っていた頃の発想力はよかった……。

しかし、あの力はすぐには取り戻せない……。

そこで、作ったのがこちら!!

CR(Chunibyo Relity) - 厨二病現実感 -

CR(Chunibyo Relity) - 厨二病現実感 -

CR(Chunibyo Relity) - 厨二病現実感 -」は、厨二病という虚構の存在を現実に実体化させることのできるVR(?)アプリです。

操作は簡単、指示に従ってポーズをとり、大きな声でセリフを叫ぶ。
そうすることによって派手な演出とともに厨二病な世界が実体化します。

動画がこちら。

youtu.be

ご覧いただくとわかるようにちゃんとやらないとかっこ悪くなるので、堂々とやるのがポイントです。
ちなみに、セリフは私が頑張って考えました。

HMDの中はこうなっています。

youtu.be

HMDを使っているけどVRでもない、なんとなくARやMRっぽくもある、ということで今回新しいxRとしてCRを提唱しました。

HMDで覆われているおかげでセリフは常に見やすい位置にあります。
しかも周りの人がまったく見えません。
なので緊張を緩和して思う存分厨二病なセリフを叫ぶことができます。

叫ぶと気持ちいいぞ!!!!!!!!!!

仕組み

構成はシンプル。 HMDの操作の結果ををネットワーク経由でPCに送りプロジェクタで映像をだす。以上。

f:id:suzu_hack:20191217031852p:plain
CR システム構成

開発にはUnityを使っています。

この作品のポイントはHMD Oculus Questを使うのに、メインは現実世界のプロジェクションするというところです。
実は、作品を作るときの動機にOculus Questのコントローラーおもしれえええ!! ってなったのでもっとコントローラに焦点を当てたいなと思った、というものが含まれていたりします。

6DoFのコントローラなので、実空間のコントローラの位置をアプリに反映することができます。
お手軽にに手の簡易モーションキャプチャができてしまうわけです。

さらにHTC ViveやOculus Riftにもある機能ですが、Oculus Questになることにより可搬性が非常に高まりました。
どこでも気軽にデモができます。
Oculus Quest最近ハンドトラック機能が追加されましたが個人的にはまだOculus Touchの方が面白いんじゃないかと思っています。
それはそれで語りたいことはありますが、それはまた今度。

ヒーローズリーグの結果

最初にこの作品を出したのは東京予選だったのでした。こちらでは惜しくも決勝進出ならず。
一方でのちの書類審査でXUIリーグの決勝リーグに進出しました。

会場は大阪。

私は東京在住ですが大阪にいきました。
日帰りで。

大阪で出向いた甲斐あり大阪駆動開発賞を頂きました!
プレゼンした時は、一時審査員のコメントはCRでもちきりでしたよ!

またヒーローズリーグには個人賞という個人が個人を表彰するシステムがあるのですが、そちらでもたくさんの個人賞いただきました。
個人からもらうとはいえ、これだけの数もらえるのはなかなかないと思います。

CR(Chunibyo Relity) - 厨二病現実感 - の効用

CRは体験した人に厨二病の心を取り戻してアイディア力を高めてほしい、という目的で作りましたが、結果は若干想定と異なってしまいました。

なんやかんや厨二病の力を一番養ったのは厨二病のセリフを考えていたとき。
また、使い方を教えるために人前で厨二病なセリフを何度も言い続けた結果、人前で厨二病なことを言うことでメンタルが強くなる。
考えてみれば厨二病の力ついたのは作った本人だけだったのでは? という気がしなくもありませんがよしとします。

厨二病を知らない50代の人に作品の説明したときは、隠す気のない地雷の上に飛び乗るような気分でした。

CRでほかにやろうと思っていたこと

本当はIFTTTかなんかでコンセントを制御してサーキュレーター動かせたらもっといいな、と思っていました。
マントをつけて決めポーズとるときに風が吹いてマントがはためくのをやりたかったんですが、購入した中華WiFiコンセントがうまく反応してくれなかったので今回は断念しました。

CRの今後と将来性

ぶっちゃけだいぶプレゼン映えを狙った作品になっちゃいましたが、個人的にはホリエモンがカラオケのように手軽にできる演劇にこのシステムを応用できるのでは? と思ったりしています。

だから素人が演技をするには、カンペがあればいいんですよ。モニターにせりふが流れるようにする「デジタルカンペシステム」を作ればいいのです 僕の足を引っ張らない社会を作る――ホリエモンが演劇をアップデートする理由 http://bit.ly/2XE14gt

今回作ったCRは、ポーズとセリフが目の前に出てくる、まさに厨二病のカラオケような形になっています。同様に演劇のセリフとポーズをHMDに出してその通りにポーズをとりセリフを言う。
そしたらホリエモンのいうデジタルカンペシステム作れるやーん! と思って1人で勝手にテンション上がってました。

今後この作品を続けていくかは、読者の皆さんの声次第です。
体験してみたい! という方の声をお待ちしております。

あと、AKIあきラジオの方もよろしくお願いします!